生酛

Kimoto

「生もと」とは、現在でも用いられる製法の中で最も古くから続く酒母造り。

酒母に乳酸菌を空気中から取り込んで乳酸を作らせ、雑菌や野生酵母を駆逐するものです。

酒母になるまでの所要期間は約1か月。所要期間が長いのは、工程が多く手間が掛かるのと、醗酵段階も完全醗酵させるため。

現在でも時間や労力が掛かるので敬遠される傾向にあるが、成功すればしっかりとした酒質となるため、伝統の復活のために取り組んでいる酒蔵も増えてきています。